■悪徳商法一覧
・マルチ商法(ねずみ講)
・先物取引商法
主な商品・サービス:海外市場の大豆・砂糖・コーヒー等の商品取引
■販売方法と特徴や問題点
「儲かる、利殖の話」という電話があり、話を聞くだけと思って来訪に応じると、取引の仕組等を話して「絶好のチャンス」強引に勧めるので断りきれずに契約。
解約を申し出ても「もう取引した」と応じてくれず、しかも次々にお金を出させ大損に導く。素人が、将来の商品の価格を予想するのは困難。また証拠金の数倍の取引のため、少しの下落でも大損になる。
・出資金投資商法
主な商品・サービス:健康食品、海外ベンチャービジネス、エステサロン
■販売方法と特徴や問題点
長引く不況と低金利を背景に、「高金利」、「有利な利殖」、「元本保証」などをうたって多数の人からお金を集めるが、破綻して約束の配当が入らない。
銀行など法律で認められた者以外の者が、不特定多数の者から預かり金を受け入れることは出資法で禁止されている。
・資格商法・士商法
主な商品・サービス:行政書士・社会保険労務士等の公的資格や民間の資格取得のための講座
■販売方法と特徴や問題点
公的資格を「講座を受ければ国家試験免除」と偽ったり、民間の資格を「近く国家資格になる」と偽って、職場へ電話勧誘してくることが多い。
あいまいに答えていると契約したことになっているとして書類が届き、契約取り消しを申し出ても応じない業者が多い。
受講するだけで取れる国家資格はないし、一般的に通用しないような私的資格もある。
・キャッチセール
主な商品・サービス:化粧品、美顔エステ、指輪、絵画
■販売方法と特徴や問題点
駅や繁華街の路上でアンケート調査等と称して近づき、喫茶店や営業所に連れ込み、商品やサービスの売買契約を結ばせるもの。
被害者の多くは20歳前半の若い女性。
・アポイントメントセールス
主な商品・サービス:ダイヤの指輪、複合サービス会員権、ビデオソフト、パソコン
■販売方法と特徴や問題点
「景品が当たった」「あなたが当選した」「会ってお話ししたい」などと販売目的を隠して喫茶店や営業所に呼び出し、商品やサービスを売りつける。
その際異性間の感情を利用したものを「デート商法」ともいう。社会経験の少ない20歳代の若者が主なターゲット。
・内職商法
主な商品・サービス:ホームページ作成、宛名書き、チラシ配り
■販売方法と特徴や問題点
「自宅に居ながら収入」「技術を身につける高収入」などと電話や広告、ダイレクトメールなどで勧誘。
内職のため高額なパソコンやCDなどを売りつける。しかし仕事をしても思ったほど収入を得られず、結局損をさせられる。
・SF(催眠)商法
主な商品・サービス:羽毛ふとん、電気治療器、健康食品、着物
■販売方法と特徴や問題点
空店舗などの特設会場に安売りや講習会の名目で人を集め、会場を閉め切って日用品や食料品などを無料で配り、雰囲気を盛り上げて興奮状態にし、最後に高額な商品を売りつけるもの。
配る時に「大きな声で返事をした人にあげる」と言われ、我先に「はいはい」と手を挙げるので別名「ハイハイ学校」ともいう。
・点検商法
主な商品・サービス:ふとん、消火器、白アリ駆除、床下換気扇、排水管清掃
■販売方法と特徴や問題点
「点検に来た」と訪問。「ふとんにダニがいる」、「白アリがいる」、「湿気が多い」などと騙して商品を売りつけるもの。
・開運(霊感)商法
主な商品・サービス:印鑑、仏具、神具、占い
■販売方法と特徴や問題点
「先祖のたたりで不幸になる」「購入すれば不幸から免れる」などと、人の不幸や不安につけ込み、高額な壺や数珠、印鑑等を買わせるもの。
商品を販売するための口実にすぎない。
・ネガティブオプション
主な商品・サービス:雑誌、ビデオソフト、仏具、神具
■販売方法と特徴や問題点
注文していない商品を一方的に送りつけ、消費者が勘違いして支払うのを狙った商法。
支払義務はないが、受け取ってから14日間か、業者に引き取りを請求した日から7日間のどちらか経過したら業者は返還請求できなくなるので、この間は商品を使用せずに保管しておくこと。
代金引換郵便を悪用した業者が多い。代金引換郵便で支払った代金を取り戻すことはほとんど不可能。
本人に注文したものかどうか確認してら受け取ること。
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